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■むちうちの原因・症状と治療法
●「むち打ち症」とは?
交通事故による外傷は、主に打ち身・捻挫・骨折・頭部外傷などがあります。 その中で、もっとも代表的な傷害で賠償上の問題を多く含むのが「むち打ち(損傷)症」です。
これは、正式な診断名ではなく俗称です。 診断名は通常は「外傷性頚部症候群」あるいは、軽いものでは「頚部捻挫」となります。 衝突時、首が前後にムチのようにしなることから、また、乗馬で馬の尻にムチを当てると馬が驚いて前に飛び出し、そのとき頭が後ろに放り出されてその後首の痛みが続くということからむち打ちと呼ばれるようになったようです。
●「むち打ち症」の起こり方
「むち打ち症」の起こり方は、大きく分けて正面衝突、側面衝突、追突によるものがあります。 人間の首の動きの正常範囲は、一般的に前後方向ともに60°程度とされています。
その運動範囲以上に屈めたり(屈曲)伸びたり(伸展)した場合、首の周辺の組織(軟部組織・・骨を囲んでいる靭帯など)が伸びたり切れたりしてむち打ちの症状がでるのです。
中でも、後方より衝突された「追突」によるものが、むち打ち症の全体の90%を占めるといわれています。 正面衝突の場合は、首はまず前に強く曲げられ(屈曲)、その後伸展することや、一般的に危険を予知出来る場合が多いので、首の筋肉が緊張状態になり、伸展や屈曲を筋肉の力で減らすことが出来ることから比較的軽度のむち打ち症状で済みます。
それに比べて追突の場合は、まず先に後ろへ強く伸展し、その次に屈曲することになります。 全く危険予知していないことが多いので、首の筋肉は弛緩していて、軟部組織(靭帯)のみに過大な力が加わり、損傷が起こり易くなります。
また、そのような過伸展・過屈曲(正常な可動範囲を超えて伸展、屈曲が起こること)がなく振れは小さくても、衝撃が大きければむち打ち症状は起こりうるとも言われています。
次に、側面に衝突された(側突)場合は、首は先に衝突を受けた側に強く曲げられ、次に反対側に動きます。 側突の場合は、頭、頸が肩に当たるまで側屈しますが、それ以上は曲がりません。
この場合、角度によっては複雑で多彩な損傷を受けることになりますが、重度になると引抜き損傷といって、脊髄神経が引抜かれてしまうことがあります。
自動車が側面から衝突を受けると、乗員の体は衝突受けた方向に強く曲げられ、次に反対側に動きます。
●「むち打ち症」の分類
「頚椎捻挫型」
むち打ち症の中で最も多く、70%を占めるといわれています。 足首などを捻挫した時に内出血が見られますが、それと同じ様なことが首の周りに起こっていると見なされるものです。
頚椎の骨の周囲にある靭帯や骨と骨の間にある関節包などが損傷されたものです。
「神経根症状型」
脊髄の運動神経と知覚神経が集まっているところを「神経根」と呼びます。 この神経根の周りに腫れが起こったり、引抜きのような損傷が起こると、それぞれの神経がコントロールしている部位に症状があらわれます。
神経学的検査などにより、他覚的所見が認められます。
「バレー・リュー症候群型」
後頚部交感神経の刺激症状として、目の症状や内耳の症状、心臓の症状、咽喉頭部の症状などを呈するが、耳鼻科、眼科、内科などの他覚的所見は乏しいため、自覚的愁訴が主となります。
●「むち打ち症」の症状
「むち打ち症」の症状には個人差があり、事故状況や、被害者の体質・年齢などによっても症状が違ってきます。 事故直後は、脳震盪の症状として短時間の意識障害を起こすことがあります。
また、重症の場合は、脊髄の周りの腫れや内出血により手足が麻痺したり失禁したりすることがあり、その場合、進行の状況によっては手術の必要も考えられます。
頚部の損傷の部位や程度によって異なりますが、一般的に以下のような症状が出てきます。
首、肩、頭部の痛み 首の痛みとその周辺(頭部、肩、腕、手など)の放散痛 吐き気、嘔吐 肩、腕、手などへのピリピリした神経痛
首の可動制限 症状が慢性化すると、首のこわばりも加わります。
※ 以下のような事が起こっている可能性があります。
筋肉の損傷・靭帯の損傷・神経の圧迫、損傷・椎間板の損傷 骨の損傷・血管の損傷・脊髄の損傷・炎症 ・・・
など様々な事が起こってしまいます。
■交通事故後遺症
交通事故による衝撃は事故の状況によりますが、体にいろいろな歪みを引き起こします。 交通事故後遺症は一番多いのは首に損傷を受ける「むちうち症」です。
体の内臓器等は背骨や肋骨によって保護されていますが、首は一番不安定な部分であり、一番衝撃に弱い場所といえます。 むちうち症は外力で首の筋肉が前後に大きく揺さぶられることで首周りの軟部組織が損傷を受けた状態です。
この時に頚椎の歪みを伴うことがほとんどです。 交通事故の場合、受傷直後はあまり症状がでないことが多く、たいしたことはないと思っているうちにだんだんと症状が出てくるのが特徴です。
注)むち打ち症は、上記に記載されているように素人では判断が出来ませんのでお早めに受診をお勧めします。
状態をしっかり把握し、患者さん個人個人にあった治療をしていきますので、 まずはお気軽にご連絡ください。
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